情報Iにつながるデータ読解力
2026/06/17
大阪市都島区でお子さまの習い事を考える保護者の方から、「小学生のうちからプログラミングを始めると、将来の情報Iにも役立ちますか」と聞かれることが増えました。高校で学ぶ情報Iという名前だけを見ると、少し先の受験科目のように感じるかもしれません。けれども実際に問われているのは、パソコン操作だけではなく、情報を集め、比べ、根拠をもって考え、相手に伝える力です。
AIが身近になった今、答えらしい文章をすぐに出してくれる道具は増えています。だからこそ、子ども自身が「この情報は何を表しているのか」「なぜそう言えるのか」「別の見方はないのか」と考える経験が大切になります。iTeen都島ベルファ前校では、Scratchやプログラミングの課題を通して、画面の中で試行錯誤しながら情報を扱う力を育てています。
今回のテーマは、情報Iに直結する「データを読む力」です。難しい統計用語を先取りするというより、日常の中にある数字や変化に気づき、自分の言葉で説明できるようになることを目指します。
情報Iで大切になるのは、覚える力よりも読み解く力
情報Iという教科では、プログラミング、ネットワーク、情報デザイン、データの活用など、幅広い内容が扱われます。ここで大切なのは、用語を暗記することだけではありません。表やグラフ、条件、手順を読み取り、どのように考えれば目的に近づけるかを判断する力です。
たとえば、あるアンケート結果を見て「多い」「少ない」と言うだけでは、情報を活用したことにはなりません。何人に聞いたのか、割合で見るとどうか、前回と比べてどう変わったのか、別の項目と関係がありそうか。こうした見方を少しずつ身につけることで、数字はただの点数ではなく、考える材料になります。
プログラミング学習でも同じです。作品が思った通りに動かないとき、子どもたちは「どこかが間違っている」と感じます。そこで止まらず、命令の順番、条件分岐、変数の値、繰り返しの回数を一つずつ見直します。この過程は、データを読み解く姿勢そのものです。結果だけでなく、途中の変化に注目する習慣が、情報Iの学びにつながっていきます。
Scratchの変数は、データ活用の入り口になる
小学生にとって、データ活用と聞くと難しく感じますが、Scratchの中には身近な入口があります。代表的なのが「変数」です。ゲームの得点、残り時間、キャラクターの速さ、クリックした回数など、変数は作品の状態を数字で表します。
最初は「スコアを増やすための箱」として理解していれば十分です。しかし慣れてくると、子どもたちは自然に問いを持ち始めます。「速さを5にすると簡単すぎるけれど、10にすると難しすぎる」「制限時間を30秒にすると何点くらい取れるのか」「敵を増やすと本当におもしろくなるのか」。これは、作品をよくするためにデータを使っている状態です。
教室では、ただ完成させるだけでなく、動かして確かめる時間を大切にしています。自分で遊び、友だちや先生に試してもらい、結果を見て直す。ここで得られる気づきは、テストの点数とは違う種類の学びです。数字をもとに改善する経験は、AI時代のものづくりにも欠かせません。
AIがある時代ほど、問いを立てる力が差になる
生成AIは、調べものや文章づくりを助けてくれる便利な存在です。一方で、出てきた答えをそのまま信じるだけでは、情報を扱う力は育ちません。子どもたちに必要なのは、AIに聞く前に「何を知りたいのか」を整理し、返ってきた内容を「本当にそうかな」と確かめる姿勢です。
プログラミング学習では、この姿勢を自然に練習できます。たとえば「キャラクターをもっとなめらかに動かしたい」という目的があるとき、命令を増やすだけでなく、どの場面で動きが不自然なのか、どの数値を変えればよいのかを考えます。これはAIに丸投げする学習ではなく、AIを使う側の土台を育てる学習です。
保護者の方には、家庭で「正解は何?」と急がせるより、「どこを見てそう思った?」「別の方法でも試せる?」と声をかけることをおすすめしています。子どもが自分の考えを説明する時間は、情報活用力を伸ばす大切な時間です。
都島区の家庭でできるデータ読解の練習
データを読む力は、特別な教材がなくても家庭で育てられます。たとえば天気予報を見て、気温、降水確率、風の強さを比べてみる。ゲームや動画の時間を記録して、曜日ごとの違いを話し合ってみる。買い物のレシートを見て、何に一番お金がかかったかを考えてみる。こうした日常の会話が、情報Iにつながる学びになります。
大切なのは、子どもを責める材料として数字を使わないことです。「昨日より長いからだめ」ではなく、「どうして長くなったのかな」「次はどこで区切ると気持ちよく終われそうかな」と一緒に考えると、数字は管理の道具ではなく、自分を整えるための手がかりになります。
プログラミングでも同じです。点数やクリア時間は、勝ち負けを決めるだけのものではありません。より楽しい作品にするためのヒントになります。家庭と教室で同じように「数字を見て考える」経験を重ねると、子どもはデータを怖がらずに扱えるようになります。
早く始める意味は、先取りよりも考え方の習慣づくり
小学生や中学生のプログラミング学習は、高校内容を早く詰め込むためのものではありません。むしろ、時間をかけて考え方の習慣を育てることに価値があります。うまくいかない原因を探す、条件を変えて試す、結果を見て直す、相手に伝わるように説明する。これらは一度聞いただけで身につくものではなく、何度も経験して少しずつ自分のものになります。
iTeen都島ベルファ前校では、子ども一人ひとりの理解度や興味に合わせて課題を進めます。ゲームが好きな子はゲーム制作から、絵や物語が好きな子はアニメーションやクイズから、論理的に組み立てる楽しさへ入っていけます。入口は違っても、育てたい力は共通しています。情報を見て、考え、表現し、改善する力です。
AI時代に必要なのは、機械より速く答えを出すことではありません。自分で問いを持ち、情報を使い、よりよい形にしていく力です。都島区周辺で子どもの習い事を探しているご家庭にとって、プログラミングは将来の受験対策だけでなく、日々の考える力を育てる選択肢になります。
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プログラミングスクールiTeen 都島ベルファ前校
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