「ちゃんと説明したのに」が減る プログラミングで育つ伝わる指示の力
2026/07/04
「片づけておいて」「あとでやってね」と伝えたのに、思っていた通りにならなかった。ご家庭でそんな場面はありませんか。実は、人に何かを伝えることと、コンピューターに命令することにはよく似た難しさがあります。自分の頭の中では分かっていても、相手が迷わない順番や言葉に直さなければ、意図は正確に届きません。
大阪市都島区やベルファ周辺で子どもの習い事を探している保護者の方からも、「プログラミングは将来エンジニアになる子だけのものですか」と聞かれることがあります。けれど、授業で育つのはコードを書く技術だけではありません。考えを整理し、相手に伝わる形へ組み立てる力も、その大切な一つです。
コンピューターは「だいたい」をくみ取ってくれない
人同士なら、「あれを少し右に動かして」で通じることがあります。相手が状況を見て、言葉に足りない情報を補ってくれるからです。一方、コンピューターは、どれを、どの方向へ、どのくらい動かすのかを具体的に示さなければ動けません。
Scratchでキャラクターをゴールまで進ませる場合も、「前へ進んで曲がる」だけでは不十分です。「10歩動かす」「右向きに90度回す」「もう一度10歩動かす」というように、一つずつ順序を決める必要があります。この細かさは少し面倒に見えますが、自分の考えの曖昧な部分を見つける良い練習になります。
伝わる指示には三つのポイントがある
子どもたちの作品づくりを見ていると、伝わる指示には共通点があります。一つ目は、最初の状態をはっきりさせること。二つ目は、やることを小さな順番に分けること。三つ目は、終わりの状態を確かめることです。
例えば「キャラクターにあいさつさせる」という課題なら、どこに立っているのか、誰に近づくのか、どの言葉を何秒表示するのかまで考えます。最後に実際に動かし、見ている人に意図が伝わったかを確認します。これは、作文の推敲や学校での発表準備にもつながる考え方です。
大人が正解をすぐ教えるより、「最初はどんな状態?」「次に何が起きる?」「どこまでできたら成功?」と問いかけると、子どもは自分の言葉で筋道をつくり始めます。
うまく動かないときこそ説明力が伸びる
プログラムが思い通りに動かないと、子どもは最初「コンピューターがおかしい」と言うことがあります。そこで一緒に動きをたどると、「このブロックが先だった」「回る角度が足りなかった」「ずっと繰り返すから止まらない」と原因が見えてきます。
原因を見つけたあと、「どこが違って、どう直したのか」を先生に説明する時間が重要です。説明しようとすると、自分の中で理解できていない部分が自然に表れます。言葉に詰まったところをもう一度確かめることで、なんとなく直せた状態から、理由を理解して直せる状態へ進めます。
失敗を隠すのではなく、試した順番を話せる子は、学年が上がって課題が複雑になっても粘り強く考えられます。間違いは減点材料ではなく、考えを言葉にするきっかけなのです。
学校生活や日常でも役立つ「相手目線」
伝わる指示を考えるとき、欠かせないのが相手の立場を想像することです。自分だけが知っている情報を省いていないか、初めて聞く人にも順番が分かるか、途中で迷う場所はないか。プログラミングでは、画面の動きがその答えをすぐ返してくれます。
この経験は、グループ学習で役割を相談するとき、友だちにゲームのルールを教えるとき、自由研究の手順を書くときにも生きます。「分かっているから短く言う」のではなく、「相手が分かるように必要な情報を選ぶ」という姿勢が育つからです。
また、生成AIを使う場面でも、目的や条件を具体的に伝える力が結果を大きく左右します。AIに任せきるのではなく、自分が求めるものを整理し、出てきた答えを確かめる。その土台にも、プログラミングで身につく相手目線が役立ちます。
家庭でできる「ロボットごっこ」
特別な教材がなくても、伝わる指示の練習はできます。おすすめは、親子で交代しながら行うロボットごっこです。ロボット役は、言われたことだけをその通りに実行します。「テーブルの上を片づけて」と言われても動かず、「赤い鉛筆を持つ」「机の右側の箱に入れる」と指示されたら動きます。
やってみると、「近く」「少し」「きれいに」といった言葉が、人によって違う意味になることに気づきます。うまくいかなかったら笑いながら言い直せば十分です。大切なのは、相手の失敗にするのではなく、自分の伝え方を改善する経験にすることです。
料理の手順を並べ替える、家から学校までの道順を説明する、折り紙の折り方を家族に伝えるといった遊びも同じ練習になります。身近な題材ほど、子どもは「もっと分かりやすくしたい」と工夫しやすくなります。
一人ひとりの言葉を待つ個別指導
iTeen都島ベルファ前校では、完成した作品だけでなく、「なぜこの順番にしたのか」「次はどこを変えたいのか」という子どもの言葉を大切にしています。先生が先回りして全部直すのではなく、問いかけながら本人の考えを引き出すことで、理解と説明を結びつけます。
同じScratchの課題でも、迷う場所や思いつく方法は一人ひとり違います。個別に対話できる環境だからこそ、子ども自身のペースで試し、言葉にし、もう一度動かすことができます。作品を作る創造力と、情報を整理して伝える力を一緒に育てることが、AI時代の学びには欠かせません。
都島区でプログラミング教室をお探しの方へ
プログラミング学習は、画面の中だけで完結する習い事ではありません。考えを順番に並べる、曖昧さに気づく、相手に伝わるよう言い直す。こうした力は、教科の学習にも友だちとの協力にも長く役立ちます。
「うちの子は説明するのが少し苦手」「好きなゲームづくりから考える力を伸ばしたい」という方も、まずはお子さまがどんな順番で考えるのかを見てみませんか。ベルファ都島近くのiTeen都島ベルファ前校では、子どもの好きという気持ちを入り口に、伝える力と創造力を丁寧に育てています。
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プログラミングスクールiTeen 都島ベルファ前校
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