Scratchで図形と座標に強くなる学び
2026/06/24
小学生の保護者の方から「プログラミングを習うと算数にも良い影響がありますか」と聞かれることがあります。もちろん、プログラミング教室が算数塾の代わりになるわけではありません。けれど、Scratch の作品づくりには、数、順序、図形、座標、条件分岐など、算数につながる考え方がたくさん含まれています。
iTeen都島ベルファ前校で子どもたちの作品づくりを見ていると、画面の中でキャラクターを動かす経験が、紙の上だけではつかみにくい感覚を助けることがあります。右へ進む、左へ戻る、角度を変える、同じ動きを何度もくり返す。こうした操作は、子どもにとって遊びのように見えますが、実はかなり論理的な学びです。
Scratchの画面は座標を体でつかむ入口です
Scratch では、画面の中心を基準にして、横の位置と縦の位置を数で表します。学校で座標を本格的に学ぶ前の子どもでも、キャラクターを右に動かすと数字が増え、左に動かすと数字が減ることを、作品づくりの中で自然に体験できます。これは、抽象的な数を画面上の動きとして見られる良さです。
たとえば、キャラクターをベルファ都島の中を歩いているように動かす作品を作るとします。右へ50歩、上へ30歩、元の場所へ戻る。こうした命令を組み合わせると、子どもは「どの方向にどれくらい動いたか」を意識するようになります。単にブロックを並べるだけではなく、画面の中の場所を頭に描きながら考える必要があるからです。
最初は数字を適当に入れて、思った場所に行かないこともよくあります。しかし、その失敗こそが大事です。「大きすぎたかな」「マイナスにしたらどうなるかな」「縦と横を間違えたかな」と試す中で、数と動きの関係が少しずつ結びついていきます。
図形を描くプログラムは、順序立てる力を育てます
Scratch では、ペン機能を使うとキャラクターの動きで線を描けます。正方形を描くなら、前に進む、90度回す、また前に進む、という手順をくり返します。三角形なら角度が変わりますし、星形や模様を作るなら、くり返しの回数や回転の角度を工夫する必要があります。
ここで育つのは、公式を暗記する力だけではありません。目的の形を作るために、動きの順番を考える力です。子どもは、図形を見て「どの動きを何回くり返せばよいか」を考えます。うまく閉じないときは、角度が違うのか、回数が足りないのか、進む長さが合っていないのかを見直します。
これは小学校プログラミング教育で大切にされている、意図した処理を実現するために手順を考える学びと重なります。図形を描く活動は見た目にも楽しく、完成したときの達成感があるので、子どもが粘り強く試しやすい題材です。
ゲームづくりでも座標と条件が使われています
子どもたちに人気のゲームづくりでも、座標の考え方は何度も出てきます。敵が右端まで来たら向きを変える、アイテムに触れたら点数を増やす、キャラクターが下に落ちたら最初の場所に戻す。どれも、場所や条件を判断して動きを変えるプログラムです。
ゲームを作るとき、子どもは「楽しい動き」を先に思いつきます。けれど、それを実際に動かすには、どのタイミングで何を判定するのかを決めなければなりません。画面の端に触れたか、別のキャラクターに当たったか、点数がいくつになったか。条件を一つずつ整理することで、作品は安定して動くようになります。
この過程で、子どもは自分の感覚をコンピュータに伝わる形へ変換しています。「近くなったら」「いい感じに動く」ではコンピュータには伝わりません。数字や条件に置き換える必要があります。この変換こそ、論理的思考を育てる大切な練習です。
家庭では完成度より説明を聞いてみてください
家庭でお子さまのScratch作品を見るときは、上手にできているかどうかだけでなく、「どこを工夫したの」と聞いてみてください。子どもが自分の作品を説明する時間は、学びを整理する大切な時間です。動きの理由を言葉にすることで、なんとなく置いたブロックが、自分の考えとして定着していきます。
もし動きがうまくいっていない作品でも、すぐに直し方を教える必要はありません。「どこまでは思った通りに動いている」「どの場面で変になる」「数字を変えたらどうなりそう」と一緒に見ていくと、子どもは原因を探しやすくなります。これは家庭でできるデバッグの声かけです。
また、ゲーム時間が気になるご家庭では、ただ遊ぶ時間と作る時間を分けて考えるのも一つの方法です。同じ画面に向かっていても、遊ぶだけの時間と、仕組みを考えて作る時間では頭の使い方が違います。作品づくりを通じて、ゲームを消費する側から、仕組みを理解して作る側へ視点が変わっていきます。
情報Iにつながる基礎は小学生から育ちます
高校の情報Iでは、プログラミングやデータの活用、情報社会との関わりなどが扱われます。大学入学共通テストでも情報の問題が公開され、これからの学びでは、情報を読み取り、手順を考え、条件に合わせて判断する力がますます重要になっています。小学生のうちから試験対策をする必要はありませんが、その土台になる考え方は日々の作品づくりの中で育てられます。
Scratchで座標を動かす、図形を描く、条件を使ってゲームを作る。こうした活動は、将来の情報IやAI時代の学びに自然につながります。大切なのは、早く難しいことを詰め込むことではなく、子どもが自分で考えたことを試し、結果を見て改善する経験を重ねることです。
iTeen都島ベルファ前校では、子どもの理解度や興味に合わせて、作品づくりの中に考えるきっかけを入れています。タイピングや操作に慣れるだけでなく、なぜそう動くのか、どう直せばもっと良くなるのかを一緒に考える時間を大切にしています。
都島区でプログラミングを始めるなら、楽しい作品から
プログラミングに興味はあるけれど、難しそうで不安という保護者の方もいらっしゃいます。最初から専門的なコードを書く必要はありません。小学生にとっては、自分の好きなキャラクターを動かす、簡単なゲームを作る、図形の模様を描くといった活動が、十分に本格的な学びの入口になります。
楽しい作品を作る中で、子どもは自然に数や条件、順序を使います。うまくいかなければ原因を探し、できたら次の工夫を考えます。その積み重ねが、創造力と論理的思考を同時に育てます。AIが身近になるこれからの時代にも、自分で仕組みを考えられる子は強いです。
大阪市都島区周辺で子どもの習い事やプログラミング教室を検討されている方は、Scratchの作品づくりを通して、算数や情報活用力につながる学びを見てみてください。画面の中で楽しそうに動くキャラクターの裏側には、子ども自身のたくさんの考える力が詰まっています。
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プログラミングスクールiTeen 都島ベルファ前校
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